【フェス 靴】フェスの靴、どう選ぶ?失敗から学んだ“快適な足元”の見つけ方|YUEN

【フェス 靴】フェスの靴、どう選ぶ?失敗から学んだ“快適な足元”の見つけ方|YUEN

音楽フェスって、非日常のワクワク感と高揚感が詰まっていて、何度行っても新鮮です。
でも、足元の準備を間違えると、その1日が地獄に変わる。これは、何度も痛い思いをしてきた自分が断言できます。

今回は、実際に自分がフェスで体験した靴トラブルをもとに、これから参加する方に向けて
「フェスの靴選びで絶対に押さえておきたいポイント」を紹介します。

目次

おしゃれは我慢?いや、我慢しなくていい選び方がある

▼体験1:見た目重視で選んで失敗した

初めてフェスに参加したとき、街履き用に買ったハイカットのレザースニーカーを履いて行きました。
デザインが気に入っていて、「普段より少し気合い入れて行こう」と思っての選択だったんですが…。

実際に現地で数時間立ちっぱなしでいると、ソールが固くて足裏がどんどん痛くなってきました。
クッション性が乏しく、地面の硬さがダイレクトに伝わってきて、途中からは歩くのもしんどくなるほど。
さらに、ハイカットなので脱ぎ履きにも時間がかかり、地面に座ったりするのも不便でした。

それ以来、「デザインだけで選ぶと後悔する」というのが自分の教訓になっています。
今は、長時間履いていても疲れにくいこと、蒸れやすさや天候も想定して選ぶようにしています。
見た目と実用性、どちらも大事にしたほうが結果的に満足度は高くなると感じています。

機能性は「雨対策」と「クッション性」で差が出る

▼体験2:天気予報が外れて足元びしょ濡れ

ある年、快晴予報を信じてキャンバス地のスニーカーでフェスに行ったら、午後からまさかのスコール。
布スニーカーは水を吸ってズッシリ、泥で滑るし、帰る頃には足も靴もドロドロでした。
「防水加工の靴って、やっぱりあると安心だな」と思い知らされた一日でした。

▼体験3:足が痛すぎて途中リタイア

別の年、少しおしゃれに振ってクッション性のない薄めのソールの靴で行ったところ、立ちっぱなしで足裏が悲鳴。
後半は移動も減って、地べたに座ってばかり。楽しみにしていた後半のアーティストのステージも、結局あまり記憶に残っていません。

クッションがしっかりある靴なら、同じ距離を動いても疲れ方が全然違います。

見落としがちな“通気性”と“フィット感”

▼体験4:通気性ゼロで蒸れて不快

真夏のフェスで厚手のレザーシューズを履いていったときのこと。朝は少し涼しくて「これなら大丈夫」と思ったのですが、昼には気温が30度近くまで上がり、足の中がどんどん蒸れてきました。
ムレとともに靴の中のニオイも気になり始め、最終的には裸足になりたいくらいの不快感に。立っているのもツラく、足取りまで重くなってしまいました。

この経験から、夏フェスでは通気性の良い靴を選ぶようにしています。メッシュ素材のスニーカーや、しっかり足をホールドしつつ風通しの良いスポーツサンダルは快適さが段違い。
靴下も吸汗速乾タイプにすることで、足元がぐっと軽く感じられるようになりました。

見逃せない“小さなストレス”が積もるとツラい

▼体験5:砂や小石が入りまくってストレス

ローカットのスニーカーやサンダルで行った日、足元の砂利がとにかくストレスでした。
歩くたびに小石が入ってきて、何度も靴を脱いで中を取り除くはめに。

「別にそんなに歩かないだろう」と思っていたのに、実際はステージ間の移動も多いし、1万歩以上なんて普通。
今はくるぶしを覆う靴+フィット感のある履き口で、砂の侵入を最小限に抑えるようにしています。

▼体験6:靴が重すぎて脚がパンパン

フェス向けと謳っていた某アウトドアブーツ。たしかに防水性や耐久性は文句なしだったけど、問題は「重さ」。
朝は「頑丈で安心」と思っていたのに、夕方にはふくらはぎがパンパン。重い靴は移動のたびに地味に体力を奪うということを身をもって学びました。

では、フェスに最適な靴って?

これまで何足も失敗してきた中でたどり着いたのが、「軽くて疲れにくくて、水にも風にも強い靴」。
要は、“全天候・長時間OK”なスニーカーが、一番フェス向きだと感じています。

以下の特徴がある靴は、現地での後悔が圧倒的に減ります。

  • 風通しのいい生地(例:メッシュやキャンバス)を使っていて、ムレにくい
  • ちょっとの雨くらいなら弾く撥水加工がされていると、急な空模様の変化にも慌てずに済む
  • ふかふかしすぎず、でも固すぎない絶妙なソールで、足裏への負担が軽減される
  • アウトソールにしっかりグリップがあるタイプは、濡れた地面や芝でも転びにくい
  • 足首を少し覆ってくれる設計だと、小石や土が入ってきにくく、歩くたびの不快感が減ります

正直、最初は「おしゃれな見た目で選ぶ」が第一優先でした。
でも何度も痛い目にあってからは、“歩けるかどうか”も重視するようになりました。

最近は、アウトドアブランドやセレクトショップでも、機能性とファッション性のバランスが取れたシューズが増えていて、
見た目の妥協もしなくて済むようになったのがありがたいです。

+αのアイテムで快適さアップ!

靴だけでなく、“ちょっとした工夫”の積み重ねが、フェスの快適度を大きく底上げしてくれます。
個人的に「やっておいてよかった!」と思ったのは以下のようなアイテム。

  • インソール(中敷き)
    クッションが強めのタイプや、スポーツ向けに作られているものを入れておくだけで、歩きやすさが全然違ってきます。
    夕方以降の足の疲れ方がまるで別モノ。
  • 防水スプレー
    前日か当日の朝に、サッと靴にスプレーするだけ。雨予報じゃなくても、泥はねや朝露対策としても十分活躍します。
  • 替えの靴下
    汗をかいたり、突然の雨にやられたりしたとき、1枚バッグに入れてあるだけでメンタルが救われます。
    快適さも気分も一気にリセット。
  • 靴下の素材選び
    個人的には、綿100%よりもポリエステル混や吸汗速乾タイプの方がフェス向き。
    ムレにくくてニオイも抑えられるので、気持ちよく過ごせます。

些細なことのようですが、実際に1日過ごしてみると「この差、めっちゃ大きいな」と実感します。
足元が快適だと、それだけで集中力も保ちやすくなるので、本当におすすめです。

フェスの靴は“おしゃれ”と“実用”のバランスで

フェスは非日常を楽しめる特別な日。でも、その楽しさを最後までしっかり味わえるかどうかは、足元次第とも言えます。

つい見た目で靴を選びたくなる気持ち、よくわかります。自分も過去には何度も失敗してきました。
けれど、動きづらかったり、疲れや痛みが出てくると、それだけで楽しさが半減してしまうのも事実です。

最近は、機能面に優れたスニーカーでも、デザイン性を兼ね備えたモデルが増えています。
無理なく一日を過ごせて、コーディネートにもなじむ――そんな一足に出会えれば、フェスはもっと自由に楽しめます。

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