自分だけの“ちょうどいい”を探して|アップサイクルブランド「rerer」と歩む日常

何気ない毎日の中で、本当に使いやすくて、気持ちが上がるバッグに出会うのは案外むずかしい。仕事帰りにちょっとコンビニへ、休日の昼下がりにふらっと近所のカフェへ。そんな「ちょっとした外出」に必要なのは、大きすぎず、小さすぎず、自分の生活になじむ“ちょうどいい”バッグ。

でも、これが意外と見つからない…。

私自身、ファッションは好きだし、新しいブランドを見つけるのも楽しい。でも、いざ毎日使える相棒を選ぶとなると、なかなか決め手がなかった。そんなときに出会ったのが、「rerer(レレー)」でした。

日常に合うバッグって、意外と見つからない

ミニバッグって、一見コンパクトでおしゃれに見えるし、「荷物が少ない日にはちょうどいいかも」と思って手に取ることが多いアイテムですよね。でも、実際に使ってみると、「あれ? 思ってたより使いづらいかも…」と感じたことが何度もありました。

✔ スマホと財布だけでパンパンに

必要最低限のものだけ入れたつもりでも、あっという間にバッグの形が崩れる。見た目のバランスも悪くなるし、余裕がないぶん、出し入れが妙に手間なんですよね。ポーチや除菌スプレーを入れたら、もう閉まらないなんてこともよくあります。

✔ ストラップが細くて肩が痛くなる

可愛い見た目に惹かれて購入したはずなのに、長時間使っていると肩に違和感が。薄着の季節なんて特に顕著で、ストラップの跡がくっきり残ってしまったこともありました。

✔ シンプルなデザインが人とかぶる

「どんな服にも合いそうだから」と選んだベーシックなデザインのバッグが、実はみんなと同じだったという経験も一度や二度じゃありません。駅で隣の人とまったく同じバッグを持っているのに気づいたときの、あのちょっと気まずい感じ…。

バッグは毎日使うものだから、細かな「使いにくさ」が積もり、知らぬ間にストレスになるものです。旅行先や通勤中、肩が痛くなったりチャックが壊れて中身が飛び出すなど、ささいな不便が積もると「どんなバッグが自分に合うのだろう?」と悩むようになりました。

そんな悩みの中で、rererと出会い、見た目だけでなく使い勝手にも優れたバッグに巡り合えたのです。

rererとの出会いで変わった日常

「エアバッグとシートベルトでバッグを作ってるブランドがあるらしいよ」
そう知人に聞いて、最初は「本当に?丈夫そうだけど、ゴツくないのかな」と半信半疑でした。

でも実際にWebサイトで写真を見たとき、その印象が一変。無骨な素材の魅力を活かしながら、洗練されたミニマルなデザインに仕上がっていました。

ちょうど「ちょっと出かけるときに使える小さめバッグがほしい」と思っていた時期だったので、思い切ってラウンド型のポシェットを購入してみました。

✔ シートベルト素材のショルダーが快適

触ってすぐに感じたのは、「これ、本当に肩がラク」。幅広でしなやか、肌に当たっても痛くならない。夏場のTシャツでも食い込みを感じにくいのがありがたい。

✔ 必要なものがちゃんと収まる

スマホ、二つ折りの財布、鍵、ハンカチ、エコバッグ…ふだん必要なものはちゃんと入る。しかもパンパンに見えない。中でごちゃごちゃせず、整理されたまま取り出せるのが嬉しい。

✔ 軽くて、毎日使いたくなる

最初は週末のお出かけ用に、と思っていたけれど、気づけば平日も、近所の買い物も、ほとんど毎日使っていました。

気づけば“いつものバッグ”に

使い始めてから、バッグを選ぶ時間が短くなりました。「これが一番使いやすい」と自然に決まるからです。

家を出るとき、つい手が伸びる。週末に子どもと公園へ行くとき、近所の友人とランチに出かけるとき。財布とスマホとちょっとしたものだけ持っていければいい——そんなときにぴったりな存在。「バッグを選ぶ=その日のテンションを整えること」だとしたら、rererは毎日を安定させてくれる道具でもあります。

周囲からの反応も面白い。「それ、どこの?」「素材の感じがかっこいいね」と言われることが何度かありました。「実はこれ、エアバッグを再利用してるんだよ」と答えると、必ず驚かれます。そこからちょっとした会話が生まれるのも楽しいし、素材に個性があるから、同じ形でもひとつとして同じものがない。しわの入り方や質感がそれぞれ違っていて、自分のバッグにだけある表情を見つけるのも楽しいです。

「サステナブル」をもっと身近に

rererに出会う前も、エコやサステナブルに対する意識はありました。

けれど正直、行動にまでは移していなかった。「環境のために選ぶ」って、どこか意識が高すぎて、自分にはハードルが高い気がしていたからです。

でもrererの場合は、まったく逆でした。「これが好き」「使いやすい」「ちょうどいい」——その結果、環境にもやさしかったんです。

そんな“結果的にエコ”というスタンスが、自分には合っていました。

廃材をアップサイクルするという取り組み自体がすでに価値あることだけど、それを無理なく日常に落とし込んでくれるのが、rererのすごいところだと思う。バッグを変えただけで、自分の中の“行動の意識”が少し変わった。

レジ袋をもらわなくなったり、モノを買うときに「本当に必要か」を考えたり。ほんの少しだけど、ちゃんと生活に変化がありました。

rererがくれた、バッグとの付き合い方

rererを使うようになってから、「持ち物にストーリーがある」ことの大切さを実感しています。

見た目や機能はもちろん大事。でも、それだけでは飽きてしまうこともある。rererは、“なぜこれを選んだか”にちゃんと理由があるバッグだ。再利用された素材の背景、それを美しく仕立て直す手仕事、一点ずつ異なる表情。

機能と物語が共存しているから、長く使いたくなるし、人にも勧めたくなります。

ファッションとしても、いろんなスタイルに合わせやすい。カジュアルな格好はもちろん、きれいめの服に合わせても浮かない。シンプルだからこそ、服のトーンを選ばないのもありがたい。そして、所有することで得られる“ちょっとした誇り”があります。

「あ、自分は少しだけいい選択ができたかもしれない」——そんな実感が、日々の気持ちを前向きにしてくれます。

気づけば、毎日の相棒になっていた

rererのバッグには、見た目のおしゃれさだけじゃなく、使い心地のよさや気持ちよく持てる軽やかさが詰まっています。

細身のバッグにありがちな肩の痛みも起きにくく、必要なものがすっと収まるから、日々の外出がストレスなくこなせるようになりました。

目立ちすぎないのに、人と同じにならないデザイン。ファッションにそっと寄り添うような馴染み方も、嬉しいポイントのひとつです。

そして、もともと別の用途で使われていた素材を、新しい形として再び生かしている——そんなストーリーを持つバッグであることも、自分の中では大切な要素でした。

気がつけば、こればかり使っている。そんな存在になるバッグって、実はなかなか出会えないものです。

rererは、毎日の暮らしに自然と溶け込んでくれる、“ちょうどいい”をくれる相棒のような存在でした。

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