YUENたる所以 インドのパワーをもらえるアップサイクルブランド「PROJECT1000」①

YUENたる所以 インドのパワーをもらえるアップサイクルブランド「PROJECT1000」①

こんにちは。YUENサポートスタッフの長谷川です。

夏の暑さはまだまだ続いていますが、やや秋を意識する時期となりました。


秋になると「食欲の秋」だとか言いますが、もともとの由来は秋になり涼しくなることで基礎代謝が上がることから食欲が増す、、ということなんですが、確かに夏の暑い時期には食べる気にならなかったものが涼しくなって急に食べたくなる、ということもありますよね。


そんな中、皆様が「好きな食べ物」って何でしょうか?


人それぞれ好みはありますが、やはり人気のあるものは集中しておりまして、調べてみると日本人の好きな食品ランキング上位は、


・焼肉

・寿司

・ラーメン

・カレー


だそうです。


その次あたりに鶏のから揚げや刺身が入るそうでして、調べてみると納得のランキングですね。確かに好きなものばかり。


ただ焼肉や寿司、ラーメンは外食のシェアが高いように思います。自宅も含めてよく食べるとなるとやはり圧倒的にカレーではないでしょうか。カレーに関しては外食でも食べるし自宅でも作ってくれることも多いので、本当に食べる機会って多いですよね。


うちの子もとてもカレーが好きでして、普段はCoCo壱などのチェーン店や自宅で食べるのですが、ちょっと違うカレーを食べさせてあげたいなと思い、先日、自宅近くにあるインドカレー店に一緒に行きました。


インドカレー店の大半はインドの方が営んでいる場合が多く、お店の雰囲気が国内チェーンとは全く違うものです。店内にはタージマハルの写真や、インド神話の神々のポスターが所せましと貼り付けられています。


インド特有の濃密な雰囲気を目の当たりにして、うちの子はややビックリしていました。


「お父ちゃん、ここはカレー屋さんなの?」


普段行っているカレー屋とは全く違う雰囲気に困惑しているようでしたが、カレーはインドという国の料理で普段食べているのは日本の人たちに合わせたものなんだと伝えたらとても感心していました。


カレーと言えばインド。インドと言えばカレー。これはカレーは日本の国民食とまで言われている日本人共通の感覚なのかなと思うんですが、ここまで食文化として浸透しているにもかかわらず、意外とインドという国について深く知っている日本人はそう多くはありません。


実際、日本人のインド渡航者数は上位に入ることはなく、物理的な距離によって気軽に行ける渡航先ではないことが一番の要因とされていますが、一方でインドから日本への渡航者数は非常に多いんです。主にビジネス目的での渡航が中心ですが、数ある国から日本が選ばれているということにもなりますよね。そしてインドでは日本製品が非常に好まれ、特に自動車に関しては大人気です。インドの方々の方が実は日本の事をよく知ってもらえてるのかもしれませんね。


そんな経済的、文化的な結びつきが強いものの、なんとなくあまりよくわからない国という印象のインドからお届けするアップサイクルブランド「PROJECT1000」というブランドがあります。


この「PROJECT1000」には奥深いストーリー性を秘めており、由縁を大切にする我々YUENがストーリーに共感し、皆様に自信を持ってお届けしたいと思っているブランドです。


以前PROJECT1000についてご紹介したブログはコチラ

https://yuenstore.jp/blogs/article/project1000-%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E7%B4%B9%E4%BB%8B


今回はまた違った角度で掘り下げていきたいと思っています。



◆意外と知らない国インドの職業事情

インドは14億人もの人口を抱える大国です。

経済発展も著しい一方で、都市部と農村部の経済格差がすさまじく、デリーやムンバイなどは非常に発達した都市なのですが、少し離れると農村地帯が広がります。

14億人の人口の中で約8割が農村部に居住していると言われており、華やかな都市はあくまで「ごく一部のインド」なのです。


都市部は様々な仕事があり、活発な経済活動が続けられる一方で、農村部の失業率は深刻な状況です。ごく一部の人間が恵まれた環境に身を置き、その他過半数の人間が失業や貧困などの格差に悩まされています。


そして、少子高齢化の日本と大きく違う点として、圧倒的に若い人々が多い点もインドの特徴です。65歳以上の比率がなんと約6%前後。日本の65歳以上の比率は約30%です。

つまり人手不足の日本とは正反対で圧倒的な労働力のあるインド。でも仕事が無い、というジレンマがあります。


さらに女性となると仕事が見つからない。インドはまだまだ女性の社会進出が進んでおらず、「女性は家を守る」という考え方が強く残っています。また男性と女性の教育格差も激しく、識字率がインド女性の場合約65%。農村地域では50%程だと言われており、言語の読み書きができないとなるとやはり仕事は限られてきてしまいます。


言語が読み書きできない世界観は日本ではあまり想像しにくいんですけども、例えばインドの選挙では識字率が低いことから「電子投票マシン」が導入されており、政党のマークや写真を見てボタンを押して投票する仕組みだそうです。


識字率ほぼ100%と言われている日本では当たり前のように言語を読み書きしていますが、その背景にはしっかりとした教育制度があるからですよね。ついつい当たり前のものと思ってしまいがちですが、恵まれていることに感謝しないといけないなと感じます。


若く有能な働き手が多くいるにも関わらず、仕事が無いジレンマはインドとしても大問題な訳です。



◆インドの繊維産業とアップサイクル

インドは近年IT産業が発達し、「世界のバックオフィス」と呼ばれるほど経済をけん引しているのですが、これまた意外といろいろな産業が発達しており、医薬品産業でも「世界の薬局」などとも言われていたり、自動車産業も盛んだったりします。

その中で古くからインドを支えているのが繊維産業です。インドは中国に次ぐ世界第2位の繊維生産国で、豊富な綿花と安価な労働力を背景に大量の衣料品を生産しています。


この繊維産業は今、衣料廃棄ロスという問題に直面していて、聞いたことがある方も多いんじゃないかと思うのですが、世界で年間9200万トン(約3000億着)の衣料が廃棄されているとのこと。毎秒トラック1台分捨てられていることになるそうです。すさまじい。


インドには世界中からオーダーが入るカットソー工場が多数存在します。

そしてカットソーを生産する際に大量の端材が出るのです。

Tシャツを作る際に型紙に沿って裁断するわけですが、生地を100%使い切ることはできず、必ず端材が生まれてしまいます。これらも大量のごみとして長らく廃棄され続けてきました。


この端材に着目し、何か新しい価値を生むことはできないかを試行錯誤した結果、インド古来から伝わる「木製編み機」を復活させ、端材を利用して編み物を作ることに成功しました。ここからが「PROJECT1000」の始まりです。

◆作り手にも買い手にも社会にも優しいアップサイクルブランド「PROJECT1000」

先にご紹介したようにインドには様々な問題があります。


・若く優秀な労働力があるにもかかわらず仕事が無い状況(特に女性)

・大量に廃棄されるカットソー工場の端材


この2点を解決するために、まず働きたくても仕事が無い女性たちに向けて、インドの木製編み機を使って作品を作り上げるトレーニングプログラムを作りました。3か月のトレーニングプログラムを受け、スキルを身に着けた女性たちが作品の編み手になれる。


そうすることによって、インド農村部の女性の方々達に雇用を創出し、大量にゴミとして廃棄されていたカットソーの端材をよみがえらせることが可能となりました。


こうして雇用を生み出し、アップサイクルブランドとして始動。働く女性たちへ1日1000ルピー(日本円にして約1800円)の報酬を提供することに成功。1800円と聞くと少ないように感じてしまいますが、現地では月に3万円ほどで十分な生活ができる水準とのことです。さらに自宅での労働も可能にし、女性たちが社会に進出しやすい環境を作っています。日本よりはるかに子供の多いインドでは女性が自宅で仕事ができるということはとんでもないメリットですよね。


途上国に向けた支援などで、衣料品を寄付したりする活動はよく耳にするのですが、あれってその国の産業を破壊してしまうリスクもあるそうです。日本のようにある程度恵まれた国のアパレルメーカーが余った商品などを途上国に寄付することによって、途上国に品質の高い衣料品が大量に無料で供給される。そうすると地元の衣料品メーカーは当然売れなくなります。結果として寄付して良いことをしているつもりでも産業を破壊してしまい、雇用も破壊してしまう。。ということも多いそうです。慈善事業や社会貢献活動も簡単なものではなく、本当にその身に立って地域についても考えて行わないと本末転倒になってしまうことだってあるもので、本当に難しいですよね。


PROJECT1000は社会貢献活動も含まれますが、あくまでインド本国での活動であり、インド自体を豊かにするプロジェクトです。

素敵な作品を生み出すことによって、売り手にとっても、買い手にとっても、環境にとっても良いことずくめのサステナブルな活動です。



「関わる人をみんな笑顔に」



このような素敵なストーリーを持つ「PROJECT1000」

素敵な作品たちはさらなるストーリー性を持っています。


素敵な作品のストーリーについてはまた次の機会に。



インド発アップサイクルブランド「PROJECT1000」の商品はこちらからご覧ください。

https://yuenstore.jp/collections/project1000

 

ブログに戻る
RuffRuff Apps RuffRuff Apps by Tsun