人と被らないスニーカーの要素とは?数字でひも解くスニーカー事情

人と被らないスニーカーの要素とは?数字でひも解くスニーカー事情

白い床に立つ青いシャツと青いデニムジーンズの男

こんにちは。YUENサポートスタッフの長谷川です。


最近、スニーカーを買う際に選択肢に迷ってしまいます。それは、愛着を持って履きたいからこそ、街で他の人と被ることを避けてしまうからなんです。これはスニーカー好き、ファッション好きの方なら誰でも考えたことがあるのではないでしょうか?


私はトラッドなスタイリングを好むので、タイムレスな物を買い集める傾向があり、スニーカー選びもまた然り。実はアディダスのスニーカーはすごく大好きでスタンスミスやキャンパス、カントリー、スーパースターやサンバ、タバコ等など、代表的なモデルは一通り所有しています。


ただ、、SNSの強力な発信力による拡散力もあり、ひとたびリバイバルされると一気にトレンドの中心となり、以前から愛着を持って履いていたモデルが急速に街で多く見かけられるようになります。


アディダスで言うと最近はサンバが数年間大々的に打ち出され、街中でその人気が集中しました。好きだったはずのサンバを履くのがなぜか気恥ずかしい気持ちになってしまうんですよね。


そして、特定のモデルがトレンドのピークを迎えた後に、プロモーションの焦点が次のモデルへと移っていく傾向が見られます。本来タイムレスな魅力を持つはずのモデルが、ファッションサイクルの加速によって一時的なトレンドの消費対象となり、何とも言えない気持ちになることがあります。


そもそもトレンドは周期があり、繰り返されるものではありますが、昨今の情報の拡散力とトレンドの移り代わりのスピード感によって、多くのマスターピースが急速に消費される。


だからこそ、本当に愛着を持って長く履ける一足を選ぶことが難しくなっているんじゃないのかなと思っています。
そんな状況も踏まえて今回は「人と被らないスニーカー」を考察していきたいと思います。


◆数字でひも解く「被るスニーカー」と「被らないスニーカー」


世界的な大手ブランドの生産規模を調べてみたんですが、数字で見ると納得の内容。街中で同じスニーカーを見かける可能性が高いことが分かります。


【世界のフットウェア生産規模(推定)】


● NIKEのフットウェア(靴全体)の年間生産数は約8億足と推定されており、2023年時点のモデル数は773型だったと言われています。単純計算で1モデルあたり100万足近くとなりますが、当然競技用などの生産数の低いモデルも含まれます。そのため、人気のあるファッションモデルの場合は年間で数百万足〜数千万足生産していると推測されます。


● adidasの年間フットウェア生産数は約4億足と公表されています。人気モデルについてはNIKEと同様に、1型あたり数百万足の生産数の可能性があります。


これらの大量生産された靴がファッション消費の高い先進国に集中するとなると、人気モデル同士が「被る」可能性は極めて高くなります。


また、長年の歴史の中で安定的に売れ続けているスニーカーは、当然ながら「被りやすい」選択肢となります。以下は、累計販売数の多いと推定されるモデルです。(いずれも公式の数字は公表されていません)

特徴と概算販売数(推定)
◆コンバース チャックテイラー オールスター
累計10億足以上という推定が最も一般的。


◆アディダス スタンスミス
累計5,000万足〜1億足以上という報道あり。


◆ナイキ エアフォース 1
年間1,000万足以上のペースで売れ続けているという推定あり。

数字で見てみると、そりゃ被るわなと納得の数字でした。そしてオールスター、スタンスミス、エアフォースなどは全て購入、所有したことがあります。派生モデルは無数にあるるので、差別化する事は出来るかもしれませんが、有名モデルで被ることは不可避なのだと思います。


◆「被らない」為の選択肢、ラグジュアリーブランドの希少性や別注企画


一方で、人と被らないための「希少性」を追求した動きも活発です。これはラグジュアリーブランドとのコラボレーション企画に顕著で、スニーカーブランドの人気モデルとハイブランドの価値を掛け合わせ、ステータスをアピールするものです。


例えば、ディオール × エアジョーダン1 (ハイカット)は8,500足限定、ディオール B33 NFT付きスニーカーは470足限定という、極端に少ない数量でリリースされました。
これらのモデルは確かに街中で被ることはほとんどありません。しかし、その結果として価格が非常に高額になり、さらに二次流通市場では高騰することになります。
昔から、靴やカバン、時計はアイデンティティやステータスの表現として見られる節はあるものの、本来スニーカーは「日常」に寄り添うものです。高騰する限定品に対して、個人的にはなんだか違和感があります。

各ブランドがこぞって企画している別注スニーカーも、どうにかマスターピースを使用しながらも独自性を出していきたいという現れなんだろうなと思います。


そう考えているうちに、結局は「自分が求めるアイデンティティ」をどう表現したいのかに尽きるなと。


アイデンティティの表現としてスニーカーを選ぶとしたら…
私が求める要素は


● こだわりがある
● ハイスペックである
● 歴史がありタイムレスである


つまり「信用、信頼がおけるツール」としてスニーカーを選びたい。
そうなると、品質や実績のある有名ブランドのモデルに偏るのは自然なこと。販売実績があり、有名で、歴史があるものは当然被りやすい為、そもそもが信用、信頼できるツールを求めていて被ることを嫌う、ということ自体が矛盾しているようにも思えます。


ただ、分解して考えるとそうでもありません。


◆yuersが持つ要素を分解して考えると見えてくるアイデンティティの表現。


yuersの魅力を解説したブログはこちら


yuersはブランドとしての歴史はまだ浅いですが、分解して考えてみると、私が考えるスニーカーを選ぶ条件、アイデンティティの表現を満たしていることに気付きます。


● こだわりがある
● ハイスペックである
● 歴史がありタイムレスである


デザインはマスターピースの普遍性をサンプリングしつつ、独自性を打ちだします。これにより、タイムレスな雰囲気と「オリジナルのモデルとは完全に被らない」独自性を両立しています。デザインとユーザビリティの融合を目指すyuersは、FREE LOCKやクイックレースシステム、そして最も特徴的な部分であるビブラムソールといった独自性の高い意匠を加えます。


ビブラムソールは1937年にイタリアで創業したソールブランドです。1954年、ビブラムソールを用いた登山チームがK2(カラコルム山脈)を征服し、一気に世界に名を轟かせました。
K2は、究極的な信用と信頼が必要とされる登山界で知られる、世界で二番目に高い山です。
そんな究極的な信用と信頼を持つソールブランドを余すことなく使用するyuersは、言うまでもなくハイスペックであり、ソールとしての歴史も深い。


そして、yuersはそのビブラムを独自ルートで仕入れを行っていることから、国内ではあまり見ることが無い多種多様な形と細やかな色オーダーが可能。これにより、「パーツレベル」での独自性を高め、適度な希少性も感じることができます。


何より、ブランドとしての歴史が浅くとも、数多くの有名ブランドの生産を請け負ってきたファクトリーとしての確かな歴史があります。
ブランドの歴史はまだ浅いですが、ファクトリーとしての歴史、使用パーツの歴史が、信用と信頼を裏付ける要素として満載にあるのだと思います。


◆第3の選択肢yuers


そんな魅力のあるyuers。まだまだ始まったばかりのブランドではありますが、本質的な魅力を感じることができるブランドです。


「人と被らないスニーカー」としての第3の選択肢としていかがでしょうか?
一度履けばきっとわかる魅力。ぜひお試しください。


※yuersの商品はコチラ


※試着ができるショールームはコチラ

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