フェスに行くなら靴がカギ。失敗から学んだ快適な足元の選び方

フェスに行くなら靴がカギ。失敗から学んだ快適な足元の選び方

野外フェスや音楽イベントは、音楽だけでなくその空間全体が魅力のひとつ。
開放感あふれる空の下で音楽に身を委ねる時間は、何ものにも代えがたい体験です。

そんな素晴らしい1日を過ごすために、実は最も大切な準備のひとつが「靴選び」だと、個人的には強く感じています。
というのも、これまで何度も「靴で失敗したフェス」を経験してきたからです。

ファッションが好きな自分にとって、服とのバランスや見た目も大事にしたい要素ではあるものの、何より大切なのは「快適に楽しめる足元かどうか」。
この記事では、そんな実体験を交えながら、フェスにぴったりな靴選びについてお話しします。

 

フェスに適した靴とは?まず知っておきたい環境と特徴

フェスとひと口に言っても、都市型のアスファルト中心の会場もあれば、キャンプをしながら楽しむ山間部のフェスもあります。共通しているのは、「とにかくたくさん歩く」という点。

会場が広大な場合、1日で1万歩以上歩くのもザラです。
移動距離に加えて、ステージ前で何時間も立ちっぱなし、行列に並びっぱなしということもあるので、足元への負担は予想以上。

さらに、フェスの会場では天候も重要なポイント。
晴れていたと思ったら突然のにわか雨、夕方から急に冷え込む…ということはよくあります。実際、自分も晴天の予報を信じてスニーカーで出かけたところ、途中で土砂降りにあい、靴も靴下もびしょ濡れで過ごす羽目に。

加えて、地面の状態も要注意です。芝生や砂利、土、アスファルトなどが入り混じっているため、靴底のグリップや滑りにくさも無視できません。

つまり、「フェスに適した靴」とは、以下のような条件を満たす必要があるのです。

・長時間履いても疲れにくい
・突然の雨でも対応できる
・蒸れにくく、気温差にも対応できる
・地面の状態を選ばず歩きやすい

そして、できればおしゃれに見える

一見、ハードルが高そうですが、いくつかのポイントを押さえれば、フェスに最適な一足に出会えるはずです。

 

フェス靴でのリアルな失敗談とその対策(体験談)

ここからは、僕自身が実際に体験してきた「フェス靴の失敗談」をご紹介します。
同じ失敗を避けるためのヒントになれば嬉しいです。

雨でスニーカーが泥まみれ

曇り空の夏フェス。白スニーカーで参加したところ、途中から予報外れの雨。
地面は一気にぬかるみ、スニーカーも靴下も泥水でびしょ濡れ。ぐしょぐしょのまま歩き回るのは想像以上にストレスで、ライブに集中できず…。

教訓
・GORE-TEXなどの防水スニーカーを選ぶ
・最低でも防水スプレーをかけておく
・替えの靴下と簡易タオルを持っておくと安心

サンダルで足を踏まれて激痛

「涼しそうだしサンダルで行こう」と安易に選んだ結果、ライブエリアの人混みで何度も足を踏まれました。しかも砂利道では石が入って、歩くたびに足裏が痛く…。

教訓
・つま先が保護されているタイプのサンダルにする
・クッション性とグリップ力もチェック
・できれば靴下とセットで履くスタイルが◎

おしゃれ重視で靴ずれだらけに

普段履き慣れていないローファー風スニーカーを合わせたところ、1時間後にはかかとが擦れて歩くのが辛くなってきました。

教訓
・「履き慣れているかどうか」は最重要項目
・新しい靴は最低でも1週間前から慣らしておく
・靴ずれ防止用パッドや絆創膏の持参を忘れずに

靴底が薄くて足裏が限界に

軽量スニーカーは一見快適そうに見えますが、クッション性が不十分だと長時間の歩行で足裏にダメージが蓄積します。
足裏がジンジンしてきて、午後には座り込むことも。

教訓
・インソールを高反発タイプに変更する
・できれば実店舗で試着し、実際の歩行感を確認する

厚底=快適とは限らない

「底が厚い=疲れにくい」と思いがちですが、硬くて屈曲性がない厚底スニーカーでは、逆にふくらはぎや足首に負担がかかります。

教訓
・厚さだけでなく、素材の柔らかさや返りも重要
・軽量で屈曲性のある設計のものを選ぶ

 

フェス靴の選び方|5つのチェックポイント

体験談から学んだ、フェスに最適な靴を選ぶためのチェックポイントはこちらです。

防水性:防水加工された素材、または防水スプレーで対策を。

クッション性:厚みよりも反発力や柔らかさに注目。

通気性:夏はムレが天敵。メッシュ素材やベンチレーション付きの靴が快適。

フィット感:サイズが合っているだけでなく、甲やかかとに余計な遊びがないかを確認。

グリップ力:アウトソールの溝の深さや素材もチェック。ぬかるみ対策には重要。


フェス靴タイプの特徴を知って選ぶ

それぞれの靴タイプにはメリット・デメリットがあります。

スニーカー:歩きやすさ・汎用性が高い。
→雨対策や通気性の工夫を。

サンダル:軽さ・涼しさ重視なら◎。
→足の保護力は落ちるので人混みには注意。

ブーツ:雨・冷え対策に強い。
→重さやムレやすさを確認してから選ぶ。

会場の環境や天候、当日の予定に応じて使い分けましょう。

 

持っておくと便利な+αアイテム

・替えの靴下(汗や雨に備えて)

・高機能インソール(後付けで快適性UP)

・靴ずれ防止パッド(予防にも応急処置にも)

・防水スプレー(前日に仕込んでおく)

・折りたたみサンダル(移動用や帰り用に便利)

 

YUENでもフェス向けの靴、展開しています

僕たちYUENでは、デザイン性だけでなく、機能性も両立したフェス向けの靴を多数取り揃えています。
おしゃれも快適さも大切にしたい方にぴったりの一足を、ぜひ見つけてください。

▶ フェス靴の一覧はこちら

靴の選び方ひとつで、フェスの満足度は大きく変わります。
「ちょっとした油断」が長時間の疲労や不快感につながることもあれば、きちんと準備していれば最後まで快適に過ごせることも。

「おしゃれ」と「快適さ」のバランスを上手に取りながら、自分にとっての“最強のフェス靴”を見つけてみてください。

あなたのフェスが、足元からもっと自由に、もっと楽しくなりますように。

 

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